「スリービルボード」レビュー

どうも、阿久津(@kidney0202)です。

本日もブログを更新して参ります。
何かの記事だったか誰かのツイートだったか「挨拶文を固定にすると、ブログの内容表示が挨拶文で消化されるからよくない」みたいな記事を見ました。このブログで言えば、どの記事を読んでも「どうも、阿久津です~」が決まった文字数を占めてしまい、よくない、という話ですね。

アフィリやアドセンス報酬を気にしてブログを運営している方であれば、そういうことも気にしなければならないのだなぁ、とか感心しつつ、他人事のように読み飛ばしてしまいました。

今日もそんなテンションでブログを更新していきますよ。

新年2本目の映画

新年1本目は「キングスマン:ゴールデン・サークル」で、本ブログにもレビューを掲載しました。映画館で2本目というだけで、実際には新年に入ってからもう20本以上は観ています。1月はお正月もありましたしね。

そんな記念すべき映画館2本目は

「スリービルボード」

昨年11月にアメリカで公開され、日本での公開は2018年2月1日からです。

ベネチア国際映画祭で脚本賞
トロント国際映画祭で観客賞
といった感じで素晴らしい評価を獲得しています。

あらすじ

娘を殺された主人公ミルドレッド(フランシス・マクドーマンド)が、一向に解決しない事件、捕まらない犯人に業を煮やし警察に抗議をする。その抗議の方法とは、郊外の巨大看板3枚に渡って、警察所長、ウィロビー(ウッディ・ハレルソン)を名指しで非難する内容を掲載するといったもの。

「娘が殺された事件に関しては全員が味方だが、看板のことに関しては全員が反対だ」

こうしてミルドレッドと警察、住人の間には埋まらない溝が生まれ、やがて事態は思わぬ展開へ……。

と、こんな感じでしょうか。あらすじを書く仕事とかあったらやってみたいですね。個性的な演者が多く、喋りや動き、一つ一つの動作が見ている人を飽きさせません。

ウッディ・ハレルソンは「グランド・イリュージョン」や「ゾンビランド」と、最近私が観た作品の中では個性的な役柄が目立ったので「街の人に愛される警察署長」という平凡な役が新鮮でした。

猿の惑星では悪役を演じていましたが「ハン・ソロ」にも出演が噂されており、今後も目が離せません。

とにかく素晴らしい作品

今回も例によって大きなネタバレはしないのですが、本作は本当に素晴らしい作品でした。正直「キングスマン」が中々の衝撃でしたから、次も確実に面白い映画を観たいと思い、劇場で観るのは「グレイテストショーマン」に決めていたのです。

しかし妻が本作を気にしており、私も予告に惹かれたので試しに観ることにしたのですが、本当に素晴らしいというか、凄まじい作品でした。観ていることが辛くて、胸が苦しくなる展開の連続です。

人と人、気持ちと気持ちがこんなにも複雑に絡んで、それを2時間で収束させる技術の高さが終始光る作品でした。脚本賞は伊達じゃないというか、台本がとにかく秀逸でした。

・病気の所長
・娘の無念を晴らしたい母親
・所長を支持する警察
・所長を愛する街の人々
・看板のことを理由に学校で嫌がらせを受ける息子
・余命短い夫を支える妻

これはほんの一部で、作中には本当に「想い」が溢れています。何度も泣きそうになりました。限られた時間の中に人の気持ちの変化や成長、葛藤があまりにも多いのです。それが整然とまとめられながらも確実にのしかかってくるので、本当に苦しい映画でした。

夫婦で観に行きましたが、レイトショーの帰り道は二人ともやや落ち込み気味でした。それでもまた観たくなるような映画で、今度は自宅で人目も気にせず泣きながら観たい作品です。

何よりも「ここで終われ。ここで終われば傑作だ」というところで見事に終わってくれたのが印象的で「脚本神(語彙力)」といった感じです。個人的にはキングスマンより面白く、劇場映画ランキングでは もちろん2018年首位です。

自信を持って人にオススメできる作品なのは間違いありませんが、心に重く問いかけてくる映画なので、気持ちが落ちているときには観ないことを推奨します。

映画の力

私にとって映画というのは、人生で受ける影響の中で非常に多くの部分を占めています。昨年は京都1年目という忙しさもあって、劇場で観られたのは

・20センチュリー・ウーマン
・スパイダーマン:ホームカミング
・ベイビードライバー
・ダンケルク
・ギフテッド
・ジャスティスリーグ
・スターウォーズ

のみでした。今年は自宅でもそうですが、もっと多くの映画をスクリーンで観にいきたいと考えており、それもささやかな目標です。映画が創作に与える影響というものは大きく、今日もスリービルボードを観ながら「ここはこういう展開にする」「この人の心情を、自分なら文章でこう表現する」「小説なら、ここに別の会話やシーンを入れるのも面白い」と考えていました。

演者のセリフに関しても「自分なら日本語字幕はこうする」とか、反対に的確な字幕に感心する場面も多々ありました。机に座って頭を痛めるだけでは見えてこない世界が、映画の中には無数に存在します。2時間の映像に散りばめられた世界や魂を、少しでも多く身体に取り入れる。そんなことを意識しながら今年も映画ライフを楽しみます。

本日もレイトショーで

「RAW 少女のめざめ」

を観てきます。こちらも妻が興味をもった作品ですが、夫婦でも映画の趣味が全く違うのでお互いに色々な発見があって楽しいです。また感想を書くかもしれませんが「グレイテストショーマン」のレビューを恐らく書くので、こちらのレビューは見送るかもしれません。

 

 

 

よしなに。