『キングスマン:ゴールデン・サークル』レビュー(ネタバレなし)

どうも、阿久津(@kidney0202)です。

本日もブログを更新して参ります。

 

今回は公開日、1月5日に鑑賞した『キングスマン:ゴールデン・サークル』のレビューをさせていただきます。山形県でもちゃんと公開していましたよ! 本当は6日にでも更新する予定だったのですが、山形で遊べる最後の日だったので本を10冊購入したり、地元のラーメンに舌鼓を打ったり、ドライブをしたり、金華豚を食べたりワインを飲んだり、満喫していたら遅れてしまいました。

 

普通「配偶者の実家で年末年始を過ごす」というイベントは居心地が悪かったり、気を遣ったりするものだと思いますが、彼女の両親がとても良い方なのと居心地が最高なのとで、ひたすら寛いでしまいました。たまに、これではいかんと思うこともあるのですが、ついつい甘えてしまっております。初めてご両親と顔合わせをしてから約3ヶ月、2回目の山形訪問で親戚一同、御兄弟にも挨拶を済ませることができました。

 

これを以って一応一通りの顔合わせが終わったわけですが、沢山の方に祝福していただいてとてもありがたかったです。今年も変わらず妻を幸せにするのも勿論のこと、立派な大人としても成長していけるよう精進します。

 

 

レビュー、基礎情報

レビューを書くはずが、妻へのラブレターと周囲への感謝になっていることに気付きはしたのです。でも凄く大切なことを書いている気もしたのでバックスペースを押すことができず……。話を本題に移します。

 

今回観に行った『キングスマン:ゴールデン・サークル』は、2014年に公開されたクライムSF映画『キングスマン』の続編にあたる作品です。

 

本作では、スパイ機関「キングスマン」の拠点が秘密組織「ゴールデン・サークル」に破壊されたことによって壊滅状態になってしまいます。残されたエグジーとマーリンは同盟機関の「ステイツマン」に協力を要請するため、アメリカへ飛ぶことに。彼らと協力して「ゴールデン・サークル」の野望を阻止することはできるのか。という粗筋です。

 

『英国王のスピーチ』や『ブリジット・ジョーンズの日記』などで有名なコリン・ファースや『シャーロック・ホームズ』でブラックウッド卿、『キック・アス』で敵のボス、フランク・ダミーコ役を熱演していたマーク・ストロングなどが前回に引き続き出演しています。

 

当然主人公的な立ち位置のタロン・エガートン演じるエグジーも本作に出てきます。ちなみに私、彼の作品は一つも観たことがなかったのですけど、元はテレビドラマ中心の役者で『キングスマン』が映画デビューだそうです。

 

エドワード・ホルクロフトも続投するのですが、ウィスキー役のペドロ・パスカルなども含めて失礼ながら結構B級配役がちらほら。けれどそれでいてハマっているので、とても楽しめました。監督がマシュー・ヴォーンなのでキャリアもそうですが、自身が手がけた他作品で実力を確認しているキャストで固めた結果とも言えますね。

 

ちなみにチャニング・テイタム、ジェフブリッジスは「and」枠なので出番少なめでした。ハル・ベリーはいつ年をとるんでしょうね……51歳にはとても見えません。

 

秒でアガる

上記見出しは同作品のキャッチコピーですが、まさにそれを裏切らない内容でした。前回に引き続き2時間を超える長尺に不安もありましたが、秒でアガりましたよ。

 

前回蒔いた素材を回収したり、懐かしのシーンを繰り返したり、凄く有効な分一歩間違えたら冗漫になってしまうようなシーンもありました。それらが絶妙なタイミングと方法で表現できていたと思います。

 

前回も今回もサイコパス。前回は義足で今回は義手の敵。そして引き続き出てくるヒロインと敵。間違いなく前作も観ていた方が楽しめる一作です。

 

何と言ってもアクションが圧巻で、前回のソフィア・ブテラのアクションもそうですが、今作でも楽しませてくれました。また、前回のラストシーン同様、今回も適度なB級臭さとメカのダサさがありました。ここは好き嫌いが別れると思うのですが、リアルなグロを出さないことで普通のグロが大丈夫になる、みたいな謎効果が生まれていました。ポピーバーガー……。

 

この辺りは『キック・アス』シリーズなんかもそうですね。人間電子レンジや、平気で腕が飛ぶシーンなど。そこで変に冷めてしまう人は要注意です。人の命がかなりお粗末にされている面はありますが、娯楽映画ですから良い意味で真面目に観ないことを推奨します。

 

総括すると、アクションは素晴らしく、感動できるシーンも増えており、人間模様やエンタメ性の部分でも格段にパワーアップしたといった感じです。一方で、『キングスマン』に出ていたガゼルのような魅力溢れる敵はおらず、比較してしまうと全体的な完成度、面白さは前作に劣ると言わざるを得ません。

 

「『ダイハード』も『マトリックス』も1が面白い」「いやしかし『エクスペンダブルズ』や『ジュラシックパーク』はそうとも限らない」シリーズものとなればこういった議論はほぼ必ず行われます。

 

それは宿命というか、ファンの洗礼のようなものですから仕方ないのですが、私は正直シリーズ物映画を観る上で前作や他シリーズと比較して批評することを好みません。作家も画家も映画監督も詩人も、毎度前作を超えることができれば困りません。常にそれまでの自分と戦って、越えようと葛藤しているのです。

 

キングスマンに関しては、既存ファンが惰性で訪れることを期待した作品ではなかったですし、脚本へのこだわり、ファンを楽しませようとする想い、観た人を満足させるための妥協しない作り込みなどが伝わりました。

 

「前作が~」「他の作品は~」ではなく、フラットな気持ちで楽しんでほしいですね。これは同作品だけではなく、全ての芸術に共通して言えることです。

 

とても面白かったです。少なくとも私はそう感じました。鑑賞する際には、このレビューも含めて既存のレビュー、人の意見に惑わされず、楽しんでください。

 

よしなに。